原作：国本輝堂

脚本：水島あやめ

監督：小笠原明峰

製作：小笠原映画研究所

主な出演者：河井八千代、沢栄子、北島貞子、児島武彦、島静二、龍田静枝、三枝鏡子

ジャンル：少女哀話、サイレント、5巻

封切日：大正13年11月22日

封切館：浅草遊園第二館

水島あやめの脚本家デビュー作。日本女子大学4年在学中の作品。

原作：小笠原長生

脚本：水島あやめ

監督：小笠原明峰

製作：小笠原プロダクション

主な出演者：島静二、東勇路

ジャンル：教訓劇、サイレント

封切日：大正14年3月5日

封切館：神戸キネマ倶楽部ほか

原作は国定教科書の人気教材で、作者は小笠原長生。監督明峰の実父で海軍中将。海軍の全面協力で製作され、国民的話題作となる。

原作：不明

脚本：水島あやめ

監督：小笠原明峰

製作：特作映画社

主な出演者：高島愛子、栗原トーマス、内田吐夢、白河珠子、九十九一子、小桜葉子

ジャンル：冒険活劇、サイレント、10巻

封切日：大正14年12月26日

封切館：帝国劇場

撮影は、碧川道夫が担当。あやめが小笠原プロダクション時代に書いた脚本と思われる。

原作：水島あやめ

脚本：吉田百助・島津保次郎

監督：島津保次郎・蔦見丈夫

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：諸口十九、岩田祐吉、新井淳、藤野秀夫、渡辺篤、英百合子、筑波雪子、林千歳、飯田蝶子、松井千枝子、田中絹代、岡村文子

ジャンル：社会劇、サイレント、15巻

封切日：大正15年5月1日

封切館：浅草電気館

人気スター諸口十九の欧米視察からの帰国後、第一回主演映画の脚本募集で、三千余作の中から一等に当選した作品。所長城戸四郎が総指揮をとり、蒲田所属俳優が総出演した大作。城戸のプロデュースが奏功し、三週続映の大ヒットとなった。

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：五所平之助

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：新井淳、秋田伸一、菅野七郎、土屋四郎、八雲恵美子、藤田陽子、高尾光子

ジャンル：母もの、サイレント、6巻

封切日：大正15年5月23日

封切館：浅草電気館

はじめての原作･脚本作品。子役高尾光子の可憐な演技が好評を博し、これを機に「お涙頂戴もの」を書かされるようになる。

原作：水島あやめ

脚本：五所平之助

監督：五所平之助

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：高尾光子、晴海清子、河村黎吉、武田春郎、小桜葉子、小藤田正一

ジャンル：母もの、サイレント、6巻

封切日：大正15年9月21日

封切館：浅草電気館

「母よ恋し」の姉妹作。。

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：鈴木重吉・斎藤寅次郎

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：高尾光子、小桜葉子、岡田宗太郎、出雲照葉、吉村秀也、八雲恵美子、伊藤惇兆

ジャンル：少女悲劇、サイレント、6巻

封切日：大正15年11月6日

封切館：浅草松竹館

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：池田義信

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：石河薫、小桜葉子、東栄子、島田嘉七、新井淳、春海清子、岡村文子

ジャンル：母もの、サイレント、8巻

封切日：大正15年12月1日

封切館：浅草松竹館

「喜びの内に涙あり涙の内に笑いありあやめ女史近来の傑作と云われている」（「蒲田週報」）と評価される。

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：島津保次郎

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：筑波雪子、奈良真養、岡田宗太郎、飯田蝶子、新井淳、佐々木清野

ジャンル：恋愛喜劇、サイレント、7巻

封切日：昭和2年1月5日

封切館：浅草電気館

「女子シナリオライター水島あやめの入社以来第一回の恋愛喜劇」（「蒲田週報」）

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：吉野二郎

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：川田芳子、堀田金星、大月義光、田中絹代、尾上梅助、市川松茸

ジャンル：時代劇、サイレント、6巻

封切日：昭和2年8月26日

封切館：浅草電気館

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：大久保忠素

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：高尾光子、飯田蝶子、奈良真養、小桜葉子、吉川満子、小藤田正一

ジャンル：少女哀話、サイレント、7巻

封切日：昭和2年9月30日

封切館：浅草電気館

監督大久保忠素、主演高尾光子、原作・脚本水島あやめの頭文字を取って「オタミ・トリオ」と呼ばれる人気シリーズの第一弾。

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：大久保忠素

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：高尾光子、藤田陽子、河野清子、川崎田鶴子、菅野七郎、吉川満子、小桜葉子、吉川満子、小藤田正一

ジャンル：少女悲劇、サイレント、7巻

封切日：昭和2年12月15日

封切館：浅草電気館

「オタミ・トリオ」シリーズの第二弾。

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：大久保忠素

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：高尾光子、野寺正一、小藤田正一、吉谷久雄、千曲里子、藤田陽子、岡田宗太郎、吉川満子、高松栄子、花柳都

ジャンル：少女悲劇、サイレント、7巻

封切日：昭和3年1月19日

封切館：浅草電気館

「オタミ・トリオ」シリーズの第三弾。

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：大久保忠素

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：松井千枝子、田中絹代、結城朗、小村新一郎、鈴木歌子

ジャンル：恋愛もの、サイレント、8巻

封切日：昭和3年5月25日

封切館：浅草電気館

エピソード参照

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：五所平之助

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：高尾光子、河原●三、水城邦子、林千歳、吉川満子、結城一朗、土方勝三郎、二葉かほる

ジャンル：少女哀話、サイレント、8巻

封切日：昭和3年6月8日

封切館：浅草電気館

「五所平之助監督快心の大逸品」（「電気館ニュース」）の評。

原作：吉屋信子

脚本：水島あやめ

監督：蔦見丈夫

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：川田芳子、柳さく子、高尾光子、鈴木歌子、結城一朗、野寺正一、岡田宗一郎

ジャンル：文芸作品、サイレント、7巻

封切日：昭和3年7月7日

封切館：浅草電気館

「海の極みまで」「地の果てまで」とともに、吉屋信子の長編三部作の一作。城戸所長が巨費を投じ、大坂・下関、さらには大陸の大連まで出掛けてロケを敢行したという。

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：大久保忠素

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：坂本武、飯田蝶子、吉川英蘭、岡村文子、吉谷久雄、関時男、横尾泥海男、糸川京子、斎藤達雄、千曲里

ジャンル：喜劇、サイレント、5巻

封切日：昭和3年8月17日

封切館：浅草電気館

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：大久保忠素

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：高尾光子、野寺正一、吉川満子、藤田陽子、千曲里子

ジャンル：喜劇、サイレント、5巻

封切日：昭和3年9月14日

封切館：浅草電気館

人気シリーズ「オタミ･トリオ｣の第四弾。

原作：壁　静

脚本：水島あやめ

監督：清水　宏

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：小藤田正一、久良形真、半田日出丸、上島忠雄、藤田陽子、日守新一、高尾光子、藤田房子

ジャンル：児童もの、サイレント、6巻

封切日：昭和3年12月20日

封切館：浅草電気館

「涙あり笑いあり、少年少女の純情なる心境を描きたる児童映画の好範とも云われるべき作品」（「蒲田週報」）と評される。

原作：新井睦子

脚本：水島あやめ

監督：斎藤寅次郎

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：川田芳子、高尾光子、河村黎吉、小藤田正一、双葉かほる、久良形真、坂本武

ジャンル：母もの、サイレント、6巻

封切日：昭和4年5月25日

封切館：浅草帝国館

斎藤寅次郎のナンセンス喜劇性と、あやめの生真面目さとが程よくミックスされた佳作。フィルムが現存している。

原作：簡易保険局

脚本：水島あやめ

監督：清水宏

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：新井淳、高松英子、高尾光子、水島亮太郎、三浦時江

ジャンル：宣伝映画、サイレント、4巻

封切日：昭和4年8月1日

封切館：浅草帝国館

簡易保険局が、保険の宣伝のために製作した映画。

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：重宗務

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：島田嘉七、柳さく子、飯田蝶子、高松栄子、村瀬輝子

ジャンル：喜劇、サイレント、5巻

封切日：昭和5年2月1日

封切館：浅草帝国館

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：成瀬巳喜男

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：高尾光子、小藤田正一、武田春郎、高松栄子、月岡初子

ジャンル：教育劇、サイレント、5巻

封切日：昭和5年2月14日

封切館：浅草帝国館

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：重宗務

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：渡辺篤、飯田蝶子、岡村文子、薄田文雄、島田嘉七、星ひかる、吉谷久雄、横尾泥海男、吉川英蘭、関時男

ジャンル：風刺劇、サイレント、6巻

封切日：昭和5年7月20日

封切館：浅草帝国館

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：西尾佳雄

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：高尾光子、藤田陽子、河村黎吉、早見照代、大国一郎、吉川満子、高峰秀子

ジャンル：少女哀話、サイレント、4巻

封切日：昭和6年2月22日

封切館：浅草松竹館

フィルムが現存する。

原作：吉屋信子

脚本：野田高梧・水島あやめ

監督：野村芳亭

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：八雲恵美子、奈良真養、富士龍子、山内光、若水絹子、葛城文子、突貫小僧、結城一朗、高峰秀子、鈴木歌子、飯田蝶子、美濃克彦、河村黎吉、藤野秀夫

ジャンル：文芸作品、サイレント、12巻

封切日：昭和6年6月19日

封切館：浅草帝国館

吉屋信子作品の脚本第二作。

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：成瀬巳喜男

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：菅野英雄、高尾光子、青木富夫、野寺正一、富士龍子

ジャンル：姉弟哀話、サイレント、4巻

封切日：昭和7年3月10日

封切館：浅草松竹館

原作：水島あやめ

脚本：水島あやめ

監督：野村将浩

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：田中絹代、武田春郎、富士龍子、小藤田正一、水久保澄子、水島亮太郎、田子明、岩田祐吉、小林十九二

ジャンル：スポーツもの、サイレント、7巻

封切日：昭和7年8月12日

封切館：浅草帝国館、京橋新富座、新宿松竹館、麻布松竹館

ロスアンゼルス・オリンピックにむけた宣伝映画。

原作：吉屋信子

脚本：水島あやめ

監督：佐々木恒次郎

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：坪内美子、武田春郎、青木しのぶ、菅原秀雄、新井淳、吉川満子、日守新一、奈良真養、荒木春子、竹内良一、小倉繁

ジャンル：文芸作品、サイレント、10巻

封切日：昭和7年10月12日

封切館：浅草帝国館

吉屋信子が雑誌「婦女界」に連載した長編「女人哀楽」の映画化。

原作：畑耕一

脚本：水島あやめ

監督：佐々木恒次郎

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：岡田嘉子、江川宇礼雄、青木しのぶ、藤野秀夫、龍田静枝、高杉早苗、新井淳、日守新一、山内光

ジャンル：悲恋もの、サウンド版、11巻

封切日：昭和10年1月27日

封切館：浅草帝国館

あやめ作品で唯一のサウンド版。

原作：櫛田直人

脚本：水島あやめ

監督：佐々木恒次郎・佐々木康

製作：松竹蒲田撮影所

主な出演者：加藤清一、藤松正太郎、野村秋生、藤野秀夫、水島光代、岩田祐吉、水島亮太郎、大山健二、山内光、葛城文子、突貫小僧

ジャンル：奉祝記念作品、トーキー、7巻

封切日：昭和10年5月24日

封切館：浅草帝国館

あやめ作品で唯一のトーキーで、最後の作品。ガリ版刷りの製作台本が現存している。